寄り道
 
  「一日の時間を..」
 
  何も予定のない休みの一日は、どう過ごすか、自分の趣味
 や興味があれば、一日が退屈だと言うことにはならないといわ
 れるが。いつもいつも同じ事をするわけにいかず、次は何をす
 るとか決めるように考えた。その事思うと退屈の始まりが来て
 しまった。その意味で仕事だと時間を過ごす問題なく費やす
 といわれる。それだけじゃ、つまらない人生ではないか。
 その点、家内は退屈という人の言葉は、理解できないと言っ
 ている。一日中、何もしなくても退屈だと思ったことが無いそ
 うだ。どれだけボケーとした自分の時間を作れるかが、楽しみ
 にしているような事を言っているが。私は、どちらかというと身
 体を動かしている方が好きなので「家内に、どこか行かないか」
 と言うと「突然、いわれるのは嫌なんだよね」と、なんというか
 付き合いが悪くなって「そうだね」と言う事が無くなった。
 それでも、もう一度声を掛けてみようかと、気軽な条件で行け
 るところとなると、ボーリング場か身支度に気を使わ無くても良
 いし「行かないか」と、こりずに声を掛けると。「手が痛くなるの
 で嫌だ」というのさ。退屈にならないようにするにはどうすれば
 良いのかと考えるのは取りあえず止めにして、春になると草茂る
 野原でゴロ寝しながら青い空を見上げたら、気分が爽快になる
 だろうなとか、明るい方向性を考えようか。実際に、ここ数年や
 った事が無いが。この様な気分になることが春なんだと感じる。
 
 先日の会合の時、M社長さんから犬の躾の話を聞かして貰った。
 犬のチワワ2頭と大型のネコも2頭。普通ネコは数えるに匹の文
 字を使うが大きいからあえて、2頭と使った。犬とケンカはしな
 いらしい。犬と猫が交代交代で甘えに来るらしいが、時たまヤキ
 モチをやくらしい、その時は離れないそうだ。躾は、なんでも、
 褒め殺しで行うぐらいの気持ちで接する方が、速く覚える。叩い
 たりすると変に怯えて駄目だと話していた。犬との出来事を聞く
 と可愛いなぁと思い飼いたくなってしまう。家内にそれとなく話
 したら反対された「結局、毎日の食事や後始末など最後は私が
 する事になるんだから。もう私だって年なんだから、少しゆっく
 りさせてよ」と、ここで年の話を持ち出されて終わりさ。今思う
 とウサギのキーヤンが、亡くなってから7年は過ぎているが、愛
 嬌のある動物がいても良いなと思っている。
 こうして、休日の過ごし方から始まってペットを飼いたいまで気
 持ちが揺らいでしまった。一見自覚して行動しているように自分
 では、思っているのだが実際は、面白いことが無いかなという待
 ちの姿勢ではないかなと思った。そうなると、どのような意識で
 今日を考えていけば良いのだろうか。答えを見つけに出掛けよ
 うか。
                      春風するめ