寄り道
「粗大ゴミと...」
あれもこれも、面倒だなと感じたとき、粗大ゴミになる
前触れだと、自覚するようにしている。
実際に、その様にならない為に、どうすれば良いかと感
性を研ぎ澄ます事が必要と内心では考えている。
例えば、家内の気に障ることを言わないように、晩飯の時
間について「早くしてよ」というのを5回言うところ2回に
していて、ご飯支度しているときは、特に注意が必要だ。
「今日のオカズは、なぁーに」と、聞くものなら、気で
も狂ったかのように怒りだすのだ。
100年の恋も吹っ飛んでしまう様な、言葉が返ってくる。
私は、本能のままに行動しないように努めることだ。
それに、庭に来るトリたちの行動を見ていても、メスが指
導権を握っているように思える。
彼らに、見習わなければ、いけないと見てしまった。
そんな状況の中、物置の前にネズミ取りにネズミが、掛か
っているというのである。
「ネズミを早く始末して」と、家内が言って来た。
私は、なんの躊躇もなく、ペル缶に水を張り、ネズミを
入れ3〜5分待って取り出し、土左衛門になったねずみを、
川の土手に置いて来た。
この始末をしている時、記録映画を思い出した。
ライオンのメスがエサを補食したり雑用するのが中心で
オスは何もしないでいるイメージだ、ある時ハイエナが集
団で、メスライオン親子の周りを囲んで、まさに襲うとす
る時に、オスライオンが来てハイエナを追い散らしボスを
立ち上がれないくらいの勢いで、打ちのめした場面だ。
この勇猛なシーンを見て、思うことは、どの様な問題で
も、結果恐れず始末をすることで、見直され信頼を勝ち取
り粗大ゴミどころか、必要とされる者になると、今更なが
ら思う次第でありました。
年寄りの嘆きの謎解きをしようか。
粗大ゴミと掛けて何と解く、ダンボールと解く、
そのこころは、使い終わっても資源で、リカバリー。
イヤーだね、そこまでは思われたくないね。
春風するめ