ちょっと一休み
「ちょいと立ち寄り」
いつもの通い慣れた道筋を歩いてると何気ない景色に
目を奪われ、つい寄り道をしてしまうことがある。
何気ないことで思い悩んでしまった時に起きる現象だ。
それも、寄り道している時間が長い気がする。
そのことによって、解決の糸口を逃している気がする。
人によっては、新たなヒントにもなるらしい。
この差は、どこから来るのだろうか。
疲れた身体を休むには、休息が必要だ。
目的以外の所へちょっと「寄り道」するのは、気分転換
も必要だ。
この休息と寄り道の言葉、共通するものがある。
今がおかれている状況から、一時的に空白の中に自分自
身をおいているということだと思う。
ややもすれば、この事事態を目的にしてしまいがちだ。
休息と寄り道してエネルギーを必要な分だけ補給したら、
すぐ次の行動をとれるようにしたいものだ。
家の庭にくる鳥は、どの様な向上心を持っているのだろ
うと、窓から外をみる。
あまり見かけないカラスの半分くらいより小さめの鳥、
明るい茶系統の色。
多少黄色の羽も混じっているカワラヒワだろうか。
ヒヨドリが来て、庭から追い出され何処かへ飛んで行
ってしまうが、いなくなると又飛んでくるのだ。
めげずに、これを繰り返してエサを食べる。
この様子を見て、体裁や面子を気にしない彼らに。
何かしら、羨ましさと逞しさを感じた。
その様に、自由で束縛されなく大空を飛ぶ鳥も思う高
さ以上に飛ぶ意識を持たないと飛べないという。
つまり、意識を持つことは、目的を叶える為の心持ち
か。
春風するめ