ちょっと一休み
 
 「アゲハチョウを見て..」
 
 
 5年くらい前に植えたフェネル(草)が、大きくなると、アゲハチョウの
 幼虫が棲(す)み着き、やがて蝶となって家の回りを飛んでいる。
 ほとんどの幼虫は、成虫になる前に外敵の餌食になるようだ。
 幼虫の数と飛んでいる成虫の数が合わない。
 私は、幼虫を守ってやりたいが手だてが、わからない。
 それでも、毎年アゲハチョウの幼虫が、つくので嬉しい。
 いつまで続くのかわからないが、楽しめる出来事だと思っている。
 
 殺虫剤を使用している農家が、迷惑を受けたという?。
 そんな記事を思い出した。
 もう一昔の話になるが、無農薬つくりの農家が殺虫剤を散布しない為に
 害虫の被害が、起きたと訴訟問題になった記事を思い出した。
 その当時、この記事を見て訴えた農家は、変な人だなと思った。
 だけど無農薬栽培の難しい現実を、教えられたものだった。
 今、蝶々が飛んでいるのを見て、殺虫剤を使用しない方法は、どれどれ
 だと、思い出すままに、羅列してみた。
 鶏糞の混ぜた肥料、燃えかすの炭を入れた水を与える、栽培する作物に
 よって、ハーブなど隣りに植える組み合わせるなどの対策もあるようだ。
 近頃は、遺伝子組み換え穀物もある。
 自然の摂理に沿うような科(化)学を生かしてほしいと願う。
 自然の食品を出来るだけ採りたいと思うは、皆同じではないだろうか。
 私も、無農薬野菜づくりを指示する立場だ。
 ついこの間、家内が無農薬野菜のレタスをサット水で洗い流し、サラダに
 して食べていた。
 途中で、薄緑色のレタスの中にポツンとピンク色に近い物が見え、「なん
 だろう」と、葉っぱを広げて仰天(ぎょうてん)、ミミズが横たわっているで
 はないか。
 家内は、「キャーッ」と、大声を張り上げた。
 「無農薬野菜だから、ある程度仕方ないのさ」と、申し訳程度に言ったよ。
 よくわからんが、殺虫剤の問題でなく肥料の問題ではいなかと、考えさ
 せられる。
 難しいね。
 世の中、よかれと思っても、その反対の評価になってしまう事がよくある。
 「両方が良いのは、ほっかぶりさ」という解決の答えが欲しい。
 そういかないのが世の中。
 こままじゃ、虫がいなくなっちゃう。
 また、頭を抱え込んでしまいそうだ。